圧搾法
圧搾法は、レモン、オレンジ、グレープフルーツ、ベルガモット、ライム、マンダリンなど柑橘系の精油の抽出方法です。
その精油は果皮の色のついた部分に含まれます。みかんの皮をむく時に、ヌルッとした感じを経験したことがある方も多いでしょう。それが精油です。
現在では機械で圧搾する方法が主流ですが、それまでは実からむきとった果皮を手で圧搾し、搾り出した汁を海綿にしみ込ませたり（海綿法）、釘を刺した樽のなかに果実を入れて転がし、果皮に傷をつけて果皮の汁を採っていました。（エキュエル法）
その汁を溜めておくと、果汁と精油に分離します。このように熱を加えずに精油を抽出するのが圧搾法の特徴です。
（他の方法で抽出した精油より酸化して劣化しやすいので、ふたを開けたら6ヶ月以内に使い切りましょう。）
