毒性-精油の危険性|精油の安全性

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毒性

精油の毒性には、急性経口毒性、急性皮膚毒性、慢性毒性があります。また、毒性により障害を受ける器官ごとに分類すると、神経毒性、肝毒性、腎毒性があります。

急性経口毒性

【定義】

「たった1回内服しただけでも体に有害な結果をもたらす性質」と表現できます。投与量が多すぎれば死に至ります。

【毒性の測定】

同じ物質の致死量も、それを摂取する人の大きさによって変わります。体重のキログラムあたりで死を招くグラム数で計算します。

例えば、体重が50kgである精油の毒性が0.50/kgの時、致死量は25gとなります。(0.50/kg×50kg)ですので、値が少ないほど精油の毒性が強いと言えます。

急性皮膚毒性

【定義】

皮膚に塗られた物質によって引き起こされる毒性反応です。

ここでいう毒性は皮膚に対するものではなく、経口毒性と同じように体全体に影響を与えるものを検討します。経口毒性をもつ物質に、皮膚浸透性があるとすれば、一般に皮膚毒性があると考えられます。

精油は容易に皮膚に浸透しますから、皮膚毒性があるとして考えるべきでしょう。

慢性毒性

【定義】

数週間あるいは数ヶ月間の間、一定の物質の低いレベルの投与を繰り返すことで起こる毒性反応を言います。その結果は、致命的というよりも、普通は器官や組織への障害で、肝臓または腎臓に多く現れます。

慢性毒性は投与のレベルと投与された器官の双方に関係します。1回の投与では、障害をほとんど与えないか、全く与えないでしょう。しかし、例えば10週間毎日投与されれば、著しい障害を引き起こす場合があります。

慢性毒性の試験には普通、2週間から2年間かけます。比較的短い期間の試験では、「亜急性毒性の試験」と呼ばれます。


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