みなさんは、ふだんから「香り」に因んだ文化的営みに興味、関心をお持ちのことと思いますが、今回はちょっと変わった視点として、伝統芸能、特に歌舞伎のなかから、「香り」にかかわる話題を拾い集めてみることにします。
日本人の繊細な感覚は、さまざまな香りの微妙な違いを愛する「香道」を生み出しました。これもひとつの伝統文化ですが、同じ感覚を共有する伝統芸能のなかにも、「香りの文化」はさまざまに反映しています。
物語が展開する上で、重要な役割をもつお香や香木。あるいは、舞台で使われるお香と、それにこめた役者の思い。また、衣裳のデザインに使われる香の図、等々。これまで、伝統芸能に馴染みの薄かった方にも、「香り」という回路を通して、この世界の一端にふれていただければと思います。
アロマセラピーではありませんが、香りの周辺知識を広める意味でとても興味深いセミナーですね。
ぜひ参加されてみてはいかがでしょうか。
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