医療分野でのニーズや動物のケア、講師などアロマを学ぶことで世界が広がっていく-志田千穂さん｜アロマセラピー資格取得者の体験談

医療分野でのニーズや動物のケア、講師などアロマを学ぶことで世界が広がっていく-志田千穂さん

プロフィール

しだ・ちほ／内科医として病院勤務の傍ら、IFA 認定アロマセラピスト、AEAJ 認定アロマテラピーインストラクターの資格を取得。

「Life&Harmony 凪-nagi-」代表。ハワイ伝統のロミロミを学び、東京都港区青山、千葉県館山市を中心に、セラピスト、講師としても活動中。

勉強を始めたきっかけ

日本産精油ｙｕｉｃａを知り本格的に学びたいとスクールへ

もともとアロマが好きで、21、22歳ぐらいからマッサージなどのトリートメントに通っていましたが、リラクゼーションが目的でした。

医師ですし、頭痛や肩凝りの時は、薬を飲むのが当たり前だったのですが、ある時アロマで症状が緩和。植物の力に興味を持ち、本格的にアロマの勉強を始め、アロマセラピストやインストラクターの資格を取得しました。

ハワイが好きなことから、伝統的なマッサージ、ロミロミも学び、内科医として病院に勤務する以外にも、トリートメントを行ったり、アロマ講師としての活動も行ったりしています。

植物の力の素晴らしさがアロマを学ぶきっかけだったのですが、植物も動物も人も自然の中でつながっているもの、という思いを強くしていたところ、日本産精油ｙｕｉｃａの生みの親である稲本正さんのお話を伺う機会があり、日本産精油について学ぶためにスクールへ通うようになりました。

スクール選びのポイント

フリータイム制なので、自分主体のスケジュールが組める

ｙｕｉｃａ認定のスクールは１校だけだったので迷いはなく、「ここに通う」と決めていました。

通ってみて、フリータイム制で土曜日、日曜日も開校しているのは、仕事をしながら勉強したいと思っている人には、とても嬉しいシステムだと実感。

病院の仕事が忙しい時でも自分の都合で授業のスケジュールが組めるので、焦ったり、バタバタしたりすることがなく、気持ちにも余裕が持てます。

夜の一番遅い時間に設定して、仕事の後、夕食を食べてひと息ついてからスクールへという日も。また、日によって講師の先生が違っても、教え方にバラつきがないことも重要なポイントですね。だからこそ安心して、仕事優先のスケジュールを組むことができました。

これから勉強しようと思っている人へ

資格を取って終わりではなく学んだことを活用してほしい

私自身、医師として勤めながらアロマを学び、病気の治療は、病院の中だけでは完結しないと感じています。患者さん本人のケアだけではなく、家族のサポートや、病院の外でできることも大切。その一つにアロマがあると感じています。

これからアロマを勉強しようと思っている方や勉強中の方にアドバイスするとしたら、資格を取って終わりではなく、仕事でも、家庭でも、その知識を生かしてほしいということ。

使ってこその知識ですし、使ってこそ意味があると思います。また、仕事のことや、子供の世話、親の介護などで、勉強を中断してしまうこともあるかもしれません。

そんな時は、一時離れてまた続けるというのでもいいのではないでしょうか。勉強を続けることで得るものは大きいですし、アロマを通して世界が広がっていくと思います。

今後の目標

人、動物、植物……自然の中のつながりをいろいろな形で伝えたい

ｙｕｉｃａ認定日本産精油インタープリターの講座では、精油のことだけではなく、精油を抽出する木、育つ森のことを学び、環境や資源などの問題について見つめ直すきっかけにもなりました。

アニマルセラピーの活動から、ドッグマッサージにも興味を持ち、イベントや出張でドッグマッサージセラピストの活動も始めています。

また、音楽による癒やし、サウンドヒーリングにも関心があります。人と動物、植物や自然、そして音楽は、自分の中ではつながっており、心と身体の健康に欠かせないもの。

これからも、医師、サロンでのトリートメント、アロマ講師、ドッグマッサージなど、幅広く活動を続けていきたいと思っています。

これらのケアを誰かに「してあげる」というよりも「知ってほしい」というのが強い気持ち。心や身体が弱っている時に、自分に合ったケアを選び、自分で元気を出すことができるように願っています。

※このページの情報（年齢、所属、役職等）は2015年12月当時のものになります。