アロマセラピーを知る(アロマセラピーの基礎知識)
昨今の癒やしブームの影響から、アロマセラピーは大きな広がりを見せ、特に女性にとっては身近な存在になりつつあります。
雑誌やテレビでも特集され、アロマトリートメントの専門サロンもよく目にするようになりました。ストレスフルな現代社会で、誰もが「癒やし」を求めているのです。
アロマセラピーとはそもそも、aroma(香り)とtherapy(治療・療法)を合わせた言葉で、日本語では、芳香療法と訳されます。
アロマセラピーは、ヨーロッパでは医療のひとつとしてとらえられており、フランスでは医師の免許をもたない人が処方することを禁じられています。
日本では、まだアロマの歴史が浅く、精油などが雑貨として取り扱われているため、フランスとは異なった認識で広がっているのが現状です。
しかし、精油を焚いて香りを楽しんだり、入浴やセルフトリートメントに利用したり、オリジナルの自然化粧品や香水作りを楽しんだりと、気軽に日常生活に取り入れる人が増える一方で、最近では、日本でもアロマの薬理効果を研究する活動が盛んになり、「メディカルアロマ」として利用される機会もまた増えてきました。
また、癒やしを提供するビジネスとしても注目を集めており、アロマセラピーの世界は、ますます広がりを見せつつあります。
アロマセラピーとは
アロマ テラピー (アロマセラピー) とは、Aroma (香り)とTherapy (治療・療法) を合わせた言葉で、”芳香療法” と訳されます。
花や木などの植物から抽出した芳香成分(精油)を用いて、心身の健康や美容のために、幅広く役立てます。
主な利用方法
アロマセラピーの利用方法には、香りを吸入する、トリートメントで皮膚から取り入れる、日常のハウスキーピングに使うなど、いろいろな方法があります。
場所や状況に合わせて、便利な方法を選び、毎日の生活に取り入れてみましょう。
精油について
エッセンシャルオイル(精油)とは、植物の花や葉、木、果皮、樹皮、根、種子などから抽出された、揮発性、芳香性のエキスのことです。
精油は、それぞれ違った性質や働きをもっているため、その成分の特性を理解し、正しい使い方をすることが重要です。
メディカルアロマについて
日本のアロマセラピーは、リラクゼーションや美容のための利用方法が主流ですが、近年では、医療機関で取り入れられることも急速に増えています。
今後は、福祉施設や高齢者施設なども含めて、ますます広がりを見せていくでしょう。
和のアロマセラピーについて
日本の植物から作られた精油を用いる和のアロマは、近年、一般の利用だけではなく、医療や福祉の現場等でも需要が高まりつつあります。
檜、杉、モミ、山椒などの植物から作られた精油は、多くの人に親しまれ、日本産精油に特化した資格制度もあります。
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