自宅の一室を利用して開業｜スタイル別のアロマサロン開業事例

自宅の一室を利用して開業　平野彩夏さん

アロマセラピーサロン Mintwa経営　平野彩夏さんプロフィール

ひらの・あやか／フルタイムで就業しながらアロマを学び、JAA認定アロマコーディネーター、NARD JAPAN認定アロマ・アドバイザー、NARD JAPAN認定アロマ・インストラクターの資格を取得。

ラヴァーレ認定BODY トリートメント資格、フットトリートメント資格取得。

結婚を機に自宅でサロンを開業、資格を生かしたアロマ講座を実施するなど、活動の幅を広げている。

開業のきっかけ

家庭と仕事の両立を考えた時、答えは自宅サロン開業でした

結婚を機に勤めていた会社を辞め、家庭に入りました。
でも、何かの形で仕事をしたいという気持ちがあり、半年ほど経った時に独身時代からずっと勉強を続けていたアロマで、自宅サロンを開業しようと思ったのです。

外に出て働くことも考えましたが、私の性格だと、仕事も家庭も中途半端になってしまうと思いました。フルタイムで働いていた時に、多忙のあまり体調を崩したこともあったので、バランスが大事だということは身に染みていたんです。

自分ができることを考えたら、自宅サロンを開業するというのが一番の方法でした。

開業費用

独身時代の貯金で賄い、生活費には手をつけない

自宅で開業するのは、家庭と仕事のバランスももちろんですが、資金面でのメリットも大きかったです。
自宅をサロンにすれば、サロンスペースを借りる必要がなく、初期投資をかなり低く抑えられます。

自宅は、引き戸を開けるとダイニングとリビングが一間になるので、家具を移動させて、昼間はアロマサロンとして利用し、夜はリビングダイニングに戻しています。

リビングのソファはお客さまとのカウンセリング用にも使用し、カウンターキッチンのカウンターには手作りののれんで目隠しをして、普段は折りたたんで収納しているベッドを広げれば、日常のスペースがサロンに変身します。

精油、ベッド、タオルなどの備品は購入し、キッチンの目隠し用の布は３００円ショップなどを利用して、できるだけ費用をかけないでサロンスペースをつくりました。

「費用は自分の貯金で、生活費には手をつけない」が開業準備のモットーでした。

一日のスケジュール

働くのは11時から18時まで。それ以外は家庭の時間と決めて

自宅で仕事をすると通勤する必要もなく時間を有効に使えるのですが、一歩間違えるとエンドレスになってしまう可能性があります。

仕事の合間に家事をしたり、家事の合間に仕事をしたりすると、結局は落ち着く時間がなくなり、メリハリがつかなくなってしまうんです。

これでは本末転倒だと思い、仕事は11 時から18時の間と決めて、それ以外の時間は家事をするというふうに、時間で区切ることでオンオフを切り替えるようにしています。

開業してわかったこと

宣伝・集客の方法を模索

開業後は知人に声をかけながらサロンの告知をしていましたが、知り合いだからといってあまり強制になるような誘い方も良くないですし、ポスティングしても、簡単に予約が入るものでもないなというのが始めてみてからの実感です。

今は知人や友人、その知り合いの方が通ってくれるので、そこから少しずつお客さまが増えている感じですね。

喫茶店のスペースを借りて不定期でアロマ講座を開いたりもしているのですが、参加する人たちがアロマのことを知り、喜んで下さるのを見て、講座の幅をもっと広げたいと考えています。

今後の目標

資格を生かした講座で、メディカルアロマを身近に

私自身、アロマを学んで生活が大きく変化しました。
昔は市販薬ばかり持っていて、生理痛になれば薬、胃の調子が悪ければ薬、風邪をひきそうなら薬という感じで、周りにも心配されるほどでした。

それがアロマを勉強してから、薬を全く持たなくなり、精油で不調をケアできるようになりました。そのおかげで、いつも調子がいいです。

アロマは、日常に取り入れていけばいいことがたくさんあります。だからこそ、アロマの良さをもっとたくさんの人に知ってほしいと思うのです。

※このページの情報（年齢、所属、役職等）は2015年12月当時のものになります。