精油の代謝|アロマセラピーに役立つ解剖学・生理学

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精油の代謝

脂溶性で分子量が小さい物質は皮膚を透過するということは既にお話しました。血中に含まれた精油はどのようになるかを考えます。

ところで、心臓から出る血液は、どのように分配されるかど存じでしょうか?

安静時には心筋に5%、脳に15%、肝臓と消化管に合わせて26%、腎臓に25%、筋肉に17%、その他12%となります。また、運動時には心筋に5%、脳に15%、筋肉に約80%分面されるそうです。

精油を塗布してからどのように活動するかによって、精油を含んだ血液が流れる部位も異なります。皮膚、神経組織、腸の粘膜などでも精油を代謝する能力はありますが、主な代謝は安静時血液を多く分配される肝臓で行われています。

酸化・還元・加水分解

これらの反応が主に行われるのは肝臓です。精油の多くの成分は酸化により解毒され、不活性化されます。中には逆に活性のある代謝産物に変わり、肝臓その他の器官にダメージを与えるとともあります。(これらが肝毒性、腎毒性、神経毒性のある物質といわれるもの)

また、肝臓の酵素の活性を高め、発ガンの原因になるものもあります。(サッサフラス油のサフロ←ルという成分が知られる)

水溶性物質への変化(グルクロニド抱合)

肝臓で不活性化された脂溶性の成分は次に水溶性の成分となります。


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