精油の排泄|アロマセラピーに役立つ解剖学・生理学

菅野千津子著「アロマセラピーを仕事にする」(幻冬舎)
アロマ書籍無料プレゼント中!
先着20名様限定!

HOME > アロマを知る > アロマに役立つ解剖・生理学

精油の排泄

身体に取りこまれた精油は、そのままの形で呼気から少量検出されることもありますが、殆は腎臓から排泄されます。

 

精油の成分は肝臓で水溶性の成分に変わり、それらは主に尿中に排泄されます。また一部の成分は不活性化された後、胆汁中に含まれ、その結果便の中に見られることがあります。

これらに必要な時聞はそれぞれの成分によって異なります。

主な代謝と排泄例

動物による次の実験があります。とれらがヒトにそのまま当てはまるかどうかは、検討が必要ですが、参考にはなるでしょう。

テルペン類
d-リモネンをウサギに経口投与したところ72 時間の内に尿中に72%、便の中に7%排泄されます。(Kodama. 1974)

アルコール類
ゲラニオールは代謝されてヒルデブラント酸に変わり尿中に排泄されます。(Asano. Yamaka, 1950)
一方、リナロールは殆E便中から発見され、72 時間中に排泄されます。(Parke.l974)

アルデヒド類
シンナムアルデヒドは酸化され、桂皮酸になり、その後抱合されて尿の中に排泄され ます。(Hoskins.1984)

エステル類
ベンジルアセテートは水溶性の物質(抱合物質や安息香酸、馬尿酸)に変わり、24 時間中に尿の中に排泄されます。


アロマサロンを探す

全国アロマサロン検索.jp

アロマサロン検索.jp

全国のアロマサロンを地域、目的別に簡単サーチ!

↑ PAGE TOP