心地よい香りと不快な香り-人間の脳と嗅覚|アロマセラピーに役立つ解剖学・生理学

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心地良い香りと不快な香り

誰でも、自分の好きな心地よい香りに包まれていたいものです。自分から不快な香りを身につけようとは思いません。

ニューヨーク市立大学のハワード・アーリックマンは記憶や感情と香りについて実験をしました。彼は、絵画以外は何もない暗い部屋に被験者を入れ、その部屋に香りを流し、どんな記憶を呼び起こしたかをインタビューしました。

流した香りは、非常に快いものと非常に不快な香りの両極端です。すると、快い香りをかいだ人々は、快い積極的な明るい記憶を呼び起こしました。新しい友人を作ったとか、町に出て遊んだというものです。

逆に、不快な香りをかいだ人々は、不幸な状況を思い 浮かべました。これらは一般の人々に当てはまることでしょう。

これにより、快い香りには快い記憶、不快な香りには不快な記憶の結びつきがあると言えそうです。良い香りを身にまとっていると、良い思い出が作れるかもしれませんね。

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