痛みはどのように感じるのか?|アロマセラピーに役立つ解剖学・生理学

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痛みはどのように感じるのか?

痛みを感じるのはまず、組織の情報が大脳皮質の感覚野に伝えられ、それから痛いと感じます。痛いと感じているのは実はその組職ではなくて、その感覚野です。

不幸 にして感覚野の一部が壊れてしまったら、そこに対応する組織の感覚は感じられません。また、組織から脳までの情報の伝達経路のどこかが途切れていたら、組織をどんなにひどく傷害しても痛みは感じません。痛みを感じるのは感覚野でも、実際にその組織が痛い感じがすることを「感覚の投射」と言います。

エンドルフィンやエンケファリンは、組織からの痛みを起こさせる為の情報が脊髄に入るととを抑制します。従って痛みを緩和させます。これもワクワクしたり、幸せな気持ちの時に痛みを忘れてしまう理由です。

催淫作用や幸福感を出させる精油を嗅ぐと、エンドルフィンやエンケファリンが分泌されることが判っています。また、嗅覚刺激は大脳辺縁系を刺識します。

好きな香りで心地よいという感じも、大脳辺縁系を刺激します。ということは、催淫作用や幸福感を出させる精油で、自分の好きな香りを嗅ぐことで、痛みが緩和出来るということです。


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