痛いところを触ると|アロマセラピーに役立つ解剖学・生理学

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痛いところを触ると

小さい頃に、転んでお母さんが「痛いの痛いの飛んでいけ !J とおまじないを言いながら痛いところを擦ってくれると不思議に痛みが消えたように感じました。

1965年にメルザックとウォールという人がゲートコントロール説を唱えました。これは、負傷した組織の感覚の情報が大脳の感覚野に向かう時、その負傷した組織を擦ったり、抑えたりすることで触圧覚の情報も同時に感覚野に送ろうとすると、脊髄でこの2つの情報のうち 触圧覚の情報が負傷した情報の伝導経路を抑制するというものです。

ある老人介護の施設で、手浴、足浴、 身体を拭くとき、掃除など、多くのご老人を対象にアロマのケアをしました。

中でも食事が終わり、薬を飲む時にご自身の好きな香りを嘆ぎながら飲んでもらったそうです。年齢が増すと病気も増え、飲む薬の量も少なくは ありません。しかし、薬を飲めば身体がある意味楽になるのは確かです。

例えば、高血圧の人が降圧剤を飲めば、頭痛や肩こりが減ります。このように身体を楽にすることがわかっている薬を飲む時に香りを嗅がせました。そしてこの香りを、1日のうち時々ご老人に嗅がせました。

このような方法で薬を投与しながら、医師の管理下でご老人達の薬の量を減らしていきました。なんとそれは 1/3にまで減らせたそうです。

これは パブロフの犬の条件反射のようですが、香りを嘆げば薬を内服した時と同じような状態に近づけると解釈できるでしょう。香りを嘆ぐことで、身体が改善していることに気付きます。

感覚神経と運動神経の経路


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