軽いストレス状態、短期的なストレス状態
ストレスが解消される簡単な例として、たとえば、学生時代の 50m走があります。タイムを計るとき、殆どの人が緊張してスタートの合図を待ったのではないでしょうか。 このときからだの中では交感神経が副腎髄質を刺激してアドレナリンを分泌させています。
この結果、細胞にあるグリコーゲンが分解されて血糖値が上がり、筋肉にブドウ糖が供給できる状態になります。そして走ることによって血糖が使われ、走る前の緊張のストレスに対する1つの反応が完結します。
適度なストレスがある方が、だらだらしないで有意義に時聞を過ごせることを皆さんは 経験的に知っているのではないでしょうか。
また、風邪を引いたとき、気が緩んでいるから引いたなんていうことを言います。 実際に何かストレスを感じて副腎髄質からアドレナリンが出ているときは、ヘルパーTリンパ球が活性化されて免疫力をアップさせています。適度のストレスがあると免疫力が上がり風邪を引かないのかもしれません。