精油のブレンド比率・濃度
精油は、肌に原液で用いて良いものは数が限られていて、ほとんどは植物オイルやアルコールなどのキャリアで薄めて使います。ここでは、アロマクラフト別の精油のブレンド比率(濃度)の目安をご紹介します。精油を用いる時の安全性のガイドラインになりますので、ぜひ覚えておきましょう。
キャリアと精油が比較的混ざりやすい場合
次に挙げるものを作る場合は、キャリアの中に精油が均一に混ざりやすいので、精油の濃度を2~3%にしてブレンドします。
作るもの | 最大濃度 | キャリア50cc に対する滴数 |
キャリア名 |
トリートメントオイル (ボディ・フェイス・ヘア) |
2~3% | 20~30滴 | 植物オイル |
クリーム | 2~3% | 20~30滴 | 蜜ろうと植物オイル、アロマジェルなど |
液体シャンプー | 2~3% | 20~30滴 | 液体シャンプーの基材 |
歯磨き粉 | 2~3% | 20~30滴 | カオリンの土と水 |
【注意】
滴数は、1滴を0.05ccとして算出しています。メーカーによっては、1滴が0.03ccの場合もあるので確認が必要です。
キャリアと精油が比較的混ざりにくい場合
次の場合は、キャリアのほとんど水のため、比重の軽い精油は、放置しておくと上に浮いてしまいます。また、容器を振っても手にとった時に精油の分子がまとまりやすいので、濃度を低くします。
作るもの | 最大濃度 | キャリア50cc に対する滴数 |
キャリア名 |
ローション | 1~2% | 10~20滴 | アルコールと水 |
アルコールを用いたフレグランスの場合
精油はアルコールにとてもよく溶けます。フレグランスで用いる場合は少量ですし、直接、肌につけるものではないので、精油の濃度は高くなります。
作るもの | 最大濃度 | キャリア50cc に対する滴数 |
キャリア名 |
コロンやルームフレッシュナー | 2~5% | 20~50滴 | アルコールと水 |
香水 | 10~25% | 100~250滴 | アルコールと水 |
その他
肌の中に浸透せず、表面に長時間置かれるパックの場合は、濃度が大変低くなります。
作るもの | 最大濃度 | キャリア50cc に対する滴数 |
キャリア名 |
フェイスパック | 0.2% | 2滴 | カオリンの土と水と蜂蜜、ヨーグルトなど |