古代ギリシャ|アロマセラピーの歴史

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古代ギリシャ

古代ギリシャのB.C.9~B.C.4世紀頃には、その哲学、科学、文学、美術はヨーロッパ文化の重要な源として、人類の歴史に大きな影響を与えています。そんな文化・芸術の盛んだった社会で、人々は純粋な香りには人の力は及ばないと考えていました。

ギリシャ神話に登場する神々は香りの雲にのって地上に舞い降り、芳しいロープをまとっていたと言われています。ギリシャ人は死後、美しい香りが満ち溢れた極楽に行くことを信じていました。

エジプト・メソポタミアからの香料と香油

香油や軟膏を使うようになったのは、商業が盛んになったB.C.7世紀からです。特にギリシャ人はバラが好きでした。

・B.C.5世紀に、アテネのソロンは高価で取引されるバラの香油やバラ水と軟膏の売買を、自治安定のために禁止しました。しかし、効果はありませんでした。

・B.C.5世紀、ペリクレス時代(ギリシャ文化が高まった時代)には、ぶどう酒にもバラの香りが付けられるほど、バラの香りの人気は高まっていました。

高価な香りの植物についての研究

高価な香りについての科学的な研究が、B.C.4世紀頃から行われています。アリストテレスの弟子のテオプラストス、彼はアラビアの香料について研究するために、使者をイエメンやオマーンに派遣しています。そして、フランキンセンスやミルラの生育。栽培について記述しています。

また、その時代の王、アレキサンダーも香り好きで、彼にペルシャ産の種子を送って研究を推奨しています。(この頃、軍人は強い匂いは存在感を高め、領土を広げるために役立つとして、たくさんの香油を使ってしました。)

B.C.400年頃の書物では、ミントは腕に、タイムはひざに、マージョラムは髪やまつげに、シナモン、バラ、パーム油はあごや胸、アーモンド油は手足に良いとされていました。

アテネの宴会での香り

宴会の時には、バラの特別な軟膏を塗り、ぶどう酒の悪酔いを避けました。もし、それが手に入らなければ、ショウブやカンショウ(甘松)の軟膏を用いたということです。

「医学の父」ヒポクラテス

ヒポクラテスは「健康は芳香風呂に入り、香油マッサージを毎日行うことである。」と言っています。また、芳香原料を伝染病の予防として焚くことを試みていました。


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