イスラム|アロマセラピーの歴史

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イスラム

5~11世紀(西ローマ帝国が滅び、十字軍の時代)のヨーロッパは暗黒の時代と呼ばれています。ローマ時代の文化を引き継いだのはイスラム文化圏でした。

イスラムの交流網

香りを西洋から東洋に運ぶ重要な役割をイスラムが担っていました。

1、陸路 インド・長安(シルクロード)~イスラム~アフリカ・ヨーロッパ
2、海路 インド・インドネシアの島、中国の東海岸地方

運ばれたものとしては次のようなものがあります。

エチオピアからシベット、アフリカ東海岸からアンバー、インドからシナモン・コショウ・白檀(サンダルウッド)、インドネシアからクローブ・ナツメグ、インドシナから沈香、中国からはムスクがそれぞれ運ばれました。

女性のお清め

ソロモン王時代のユダヤにおいて、女性は王様に会うためには、「お清め」が必要でした。そして、そのために12ヶ月が要されました。前半の6ヶ月はミルラの香油を用い、後半の6ヶ月は他の何種類かの香油を用いていました。

また、砂漠地帯に暮らす人々はなかなか入浴ができません。デオドラント剤としてミルラなどの香油を浸した布をいつも胸元に忍ばせておいたそうです。

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