日本各地のアロマ産地事情
日本では、まだまだエッセンシヤルオイル(精油)の生産が本格化していません。それは海外から精油そのものを直輸入し、ヨーロツパを中心としたアロマセラピーの使い方も直輸入し、効能なども、多くの場合ヨーロッパで実証されたことをそのまま追随し、それが一つのシステムとして日本に広がったからです。
世界一とさえいわれるほどに愛好家は増えましたが、日本国内での精油の生産は、今やっと草創期を越えつつあるところで、歴史でいえば、明治維新の後、やっと絹織物が本来として生産に入り始めたところ、とでもいえば良いのかもしれません。
北海道から沖縄まで、その土地で育つ持有の植物を、それぞれ一品か数品、生産している工場が多く、残念ながら多種多様なアロ マの生産をしているところは多くありません。
しかし今後、日本産のアロマの需要が大幅に増える見込みがあります。ただし、「栽培」の場合は無農薬・無化学肥料が良いわけで、それを実現するには捜本的な農業の立て直しが必要が必要になってきます。