クロモジ-黒文字|和のアロマの精油紹介
科 | クスノキ科クロモジ属 |
学名 | Lindera umbllata |
抽出部位 | 枝葉 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
原産国 | 日本 |
採集地 | 野生(主に飛騨高山) |
クロモジの香りの特徴
クロモジは、深い森の奥から精霊が運んできたとでもいいたくなる奥行きのある香りです。 最初、爽やかな感じもしますが、そのうち甘みがかったフローラルな香りが加わり、森の爽やかさと森の落ち着きを最もよく伝えます。
枝や葉自体によい香りがあり、高級爪楊枝として利用されできました。クロモジの主成分であるリナロールは、ローズウッドと同じでアロマテラピストの注目の的です。
クロモジの成分と成分が持つ機能
成分 | 比率 (%) |
成分分類 | 成分の特徴および機能 |
リナロール |
50~62 | モノテルペンアルコール | 素早く反応、バランス機能、抗菌、抗ウイルス、緩和、免疫強化、鎮静、強壮、ゲラニオールは皮膚弾力回復 |
ゲラニオール | 6~11 | ||
カルボン | 8~12 | ケトン類 | 抗菌、防虫、賦活、粘液溶解、胆汁分泌、鎮静、鎮痙、消炎、鎮痛 |
リモネン | 3~7 | モノテルペン炭化水素 | 森林浴、体に活力、抗ストレス、うつ滞除去、 抗菌、組織再生、消化促進、コーチゾン織作用、細胞収縮、緩和、収れん、鎮痛、強壮 |
α-ピネン | 1~3 | ||
カンフェン | 1~2 | ||
1,8-シネオール | 4~9 | オキサイド類 | 抗カタル、去痰、抗ウィルス、集中力、判断力の向上 |
酢酸ボルニル | 4~9 | エステル類 | 緊張緩和、鎮静、鎮痙、消炎、鎮痛 |
※参考文献 日本の森から生まれたアロマ/稲本正著/世界文化社