香りの分類
香水には香りの系統があります。香水は期待される香りのイメージを前提に作られます。下でご紹介する分類ごとに期待される香りのイメージが異なります。
分類 | 印象 | 香りの特徴 | 香りのイメージ |
グリーン | 草 | 草をもんだ時の香り | ナチュラル、草、牧草地、生き生きとした |
シトラス | 柑橘 | オレンジ、レモン、グレープフルーツ等の柑橘系の香り | 爽やかさ、若々しさ |
フルーティー | 果実 | 柑橘系以外の果実の香り。アップル、ストロベリー、ピーチ等 | 明るさ、可愛らしさ、若さ、トロピカル |
フローラル | 花 | シングルフローラル(1種類の花)とフローラルブーケ(複数)の2種類がある | 華やかしさ、優しさ、明るさ、上品さ |
フローラルアルデハイデック | 花、アルデヒド | フローラル調の香りがアルデヒド(合成香料の1つ)で特徴づけられるもの | ロマンティック、大人、しなやかさ |
アルデハイデック | アルデヒド | 油っぽいアルデヒドの香り | ボリュームのある、モダンな |
スィート | 甘さ | 甘い香りの総称。花の精油に多く見られる | お菓子のもつ温かさ、やわらかさ |
パウダリー | 粉っぽさ | 合成ムスク。※ワニリンなどで特徴を出す | 上品さ、優雅さ、女らしさ、懐かしさ |
ウッディ | 白檀、香木 | 樹の香り。サンダルウッド、シダーウッド、パチュリーが代表的 | 自然、安らぎ、清潔感、東洋的、ドライな |
モッシー | 苔 | コケの香り。※シプレー調には欠かせない | しっとりした、気品、深みのある、上品な |
スパイシー | スパイス | シナモン、クローブ、タイム、ペッパなどのスパイスの香り | 感情的な、シャープな、エキゾチックな |
レザー・タバック | 皮革、煙草 | 男性的な香りの特徴として用いられる。ユニセックスの香りに用いられることも | 男性的、都会的 |
バルサミック | 樹のヤニ | 重たい甘さと木が混ざった香り、アンバーと樹脂の混ざった香り | コクのある、神秘的な、エキゾチック |
アニマル | 動物 | ムスク、シベット、アンバーなどの動物の香り | セクシ、濃厚、官能的 |
※バラの種子の芳香成分。特に菓子の香料として用いる
※ベルガモット、アンバー、オークモスの3つを基本として作られる渋く落ち着いた香り