香水の調合例-SOIR DE PARIS|アロマセラピーの香水作り

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香水の調合例-SOIR DE PARIS

ここに紹介するのは、グラン・パルファン(少なくとも発表後40年以上は経っている歴史のあるプレステージの高い香水に与えられる呼び名)の調合例です。どんな香りが入っているか、香りのストーリーの組み立てはどうかなど、ご自身で香水を作る時の参考にしましょう。

SOIR DE PARIS(ソワールドパリ)

1929年にパリで発表され、またたく間に爆発的な人気を得た香水です。花の都パリの夜会をイメージして作られました。作者はシャネルNo.5と同じ、エルネスト・ボーです。

シャネルNo.5とはまったく違った夜会に会うフェミニンな香りです。

ノート 香料 香調の変化
トップ Violet,Bergamot,Estragon,Cyclamen green cool floral
ミドル Linden Blossom,Jasmin,Rose,Muguet,Clover,Orris,Carnation floral sweet
ベース Vetiver,Styrax,Frankincensei,Heliotrope,Musk,Benzoin powdery

用語の説明

Violet:バイオレット油。スミレ科の植物の葉から溶剤抽出。

Estragon:エストラゴン油。キク科の全草を水蒸気蒸留。

Cyclamen:シクラメン。現在は抽出されておらず、合成香料を用いる。

Linden Blossom:リンデンブロッサム。ボダイジュ花の精油。シナノキ科の植物の花を水蒸気蒸留。

Clover:クローバー(アカツメ草)。マメ科。

Styrax:スチラックス(カエデ)油。マンサク科の植物の樹液を水蒸気蒸留。

Heliotrope:ヘリオトロープ(キダチルリソウ)。精油は採取されていない。調合香料が用いられる。

ここに商会した精油は香料用として作られており、アロマセラピー用にはほとんど生産されていません。

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