サロンスペースを用意する
サロンスペースを作るには、物件を借りるか、自宅の一室を確保するかのどちらかが主ですが、知り合いの美容室などの一角を借りるという方法もあります。
店舗物件を借りる場合は、開業資金の中で一番大きな割合を占める敷金、礼金、前家賃、保証金等が必要になってきます。また、内装もゼロから作らなくてはならない場合が多いので、最も費用がかかります。
しかし、人通りが多いため、サロンの認知度を高めやすい、近隣のテナントとの相乗集客効果が見込める等のメリットがあります。
マンションの一室を利用する場合は、店舗物件よりは費用を抑えられますが、良い場所に物件があっても、大家さんの意向で営業できない、目立たないため集客力が弱い等のデメリットがあります。
知り合いのサロン等を間借りする場合は、そのお店のお客様をそのまま見込み客にすることができるので非常に有利です。
初期費用や賃料も低く抑えられ、うまく交渉して、チラシやホームページ等に載せてもらえば、広告宣伝費も抑えることもできます。
しかし、どうしてもスペースが狭くなり、自由度も低いため、慎重に検討する必要があります。
自宅の一部屋をサロンとして活用する場合は、開業資金を大きく抑えられるためリスクが低い、予約がない時は時間を有効に使える等のメリットがあります。
反対に、集客力が弱い、自宅が公開されてしまう、どうしても生活感をぬぐえない等の短所もありますので、予算や自分がどのようなスタイルで仕事をしたいのかを、よく考えて決める必要があります。