技術を認定するのはお客さま
正しいアロマの知識を得たことは、資格を取得すれば、各協会が認定してくれます。では、技術を認定してくれるのは誰なのでしょうか。
それはお客さまです。誰が良いと言おうと、お客さまが良いと言って下さらなければ、それはサービスとして成り立ちません。
例えばラベンダーの精油を使って施術をした時、湿疹が出てしまったとします。その原因は何だったのか。濃度だったのか、成分だったのかを判断するベースになるのは知識であって、これは知っていて当然のことです。
その上で、その日のお客さまの体調はどうだったのかを考えた時、お肌や体調を見て、適切な施術をするためには、しっかりとした技術が必要になります。
また、お客さまがトリートメント中に気持ち良くなり寝てしまったとします。
その場合、たとえ知識をもとに、リラックス効果の高い精油を選んで使用していたとしても、そのサービスの主体は技術です。
トリートメントの強弱や方法が、お客さまの希望に沿っていなければ、リラックスしていただくことはできません。言い換えれば、知識だけではお客さまの満足を得ることはできないのです。