病気にならないために-アロマの仕事や活動に関するコラム集

菅野千津子著「アロマセラピーを仕事にする」(幻冬舎)
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病気にならないために

トリートメントは、精油を浸透させる効果以外にもマッサージしてもらうことでのリラクセーション効果
や、筋肉の疲労やむくみなどにも作用します。

さらに精油は、呼吸器を介することでも体内に入っていきます。精油吸入の5分後に血液検査をすると、精油成分が血液から検出されたことが研究で報告されています。嗅ぐだけや塗るだけでも精油は体内に入っていき、私達の身体に作用するのです。

ストレスケアとアロマセラピー

そして、もうひとつの注目が香りと精神との関係です。一般でもアロマセラピーは香りを嗅ぐことでリラッ
クス作用があることはご存知の方も多いと思いますが、その関係が体系付けられたのはイギリスです。

私達も、普段の生活でストレスと共存しています。ストレスと聞くと悪いイメージをもたれる方も多いと思いますが、全くストレスのない世界にいたら人間はダラ~ッとしてしまいます。ストレスは、生活に張りややる気を持たせたりする必要なものでもあります。

しかし、過度のストレスは病気を引き起こす原因にもつながってしまいます。ストレスとひとくちに言っても実はいろいろな段階がありますね。イライラしたり、神経が高ぶったり、不安感や落ち込み、パニックなどいろいろな精神状態になります。具体的に高ぶっている状態と落ち込んでいる状態では使用する精油は分けたほうが効果的です。

昔は、仕事などで上司に何か相談すると「根性がない」「意気地がない」などと、よく言われたものです。
我慢強いが日本人たるもの。それが、日本の文化と言われていた時代です。

しかし、我慢することのストレスで本当に具合も悪くなりますし、精神的にも不安定になります。それが限界を超えればストレスから、病気や癌にまで発展することが、今の医学では証明されるようになってきたわけです。

「いかにストレスケアをするか?」、 「病気にならない為の生活とは?」社会的にもそのような意識が強くなってきたように感じます。そのような中で、古くからあったアロマセラピーが日本でも注目されてきたのだと思っています。

皆さんも学んだ知識と技術を正しく使って、健康維持に役立てていきましょう!

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