ポイントカード
ポイントカードは、リピート来店の理由付けとしての効果はそれほど高くなく、あくまでも補助ですが、満欄になったら住所やメールアドレスを記入してもらえるので、お客様の連絡先を自然に入手することができます。
お客様の連絡先を集めにくい業種の場合は、最初は少ない金額（来店回数）で満欄になるようにして、まずは連絡先を入手することに専念するのも良いでしょう（２枚目以降は欄を増やして通常のポイントカードにします）
アナログ式であれば、印刷屋さんに作ってもらうか、パソコンでポイントカードを自作できる雛型や専用の印刷用紙が売っていますが、最近は、ポイントを何度でも書き換えできるリライトカードや、携帯端末を利用したデジタルシステムも出回っています。
お客様の数や予算等によって検討してみてください。
導入のポイント
導入する時のポイントとして考えるべき事は、目標が遠すぎるポイントカードは、効力を発揮できないということです。。
例えば、３０回の来店で１０００円の値引きをするという特典では、達成までに時間がかかるので、「また行かなくちゃ。」という気持ちをかき立てにくいのです。
集客コンサルタントの高田靖久氏の調査だと、初めての来店から、3ヶ月以内にもう2度来店してくれたお客様が、その後10回以上通ってくれる確率は、3ヶ月以内に1度も来店しなかったお客様と比べて7倍にもなるというデータがあるそうです。
つまり、お得意様として定着していただくためには、なるべく短い期間のうちに複数回、再来店していただくことが重要で、上記のような特典だと効果が薄くなります。
3回目や5回目の少ない来店で特典を受けられるようにする、または、可能であれば、1度目の再来店でも、2度目の再来店でも特典を受けられるようにして、なるべく多くの人に、3回来店してもらえるように仕向ける工夫をすると良いでしょう。
また、ポイントが１つもついていないカードを渡すよりも、最初からいくつかのポイントをつけて渡した方が捨てられにくいそうです。５つで満欄のポイントカードを作り、初回の来店はポイント3倍とすると、見た目にも「あともう少し」ということが伝わり効果があるかもしれません。
ぜひ、いろいろ工夫をして取り入れてみてください。
