有機溶剤法(溶剤抽出法)|アロマセラピーで利用する精油の抽出方法

菅野千津子著「アロマセラピーを仕事にする」(幻冬舎)
アロマ書籍無料プレゼント中!
先着20名様限定!

HOME > アロマを知る > 精油について > 抽出方法

有機溶剤法(溶剤抽出法)

有機溶剤法(溶剤抽出法)は、ヘキサン、石油ベンゼンやエーテルなどの有機溶剤を用いて、芳香成分を抽出する方法です。このように薬剤を用いる方法は比較的新しく、手間のかかる冷浸法を工業的に実用化したものです。

抽出器の構造としては、直径1.5メートル、高さ2メートルの円柱形の大きな釜に、メッシュの中ぶたが何層にも入るようになっていて、この中ぶたに植物を厚さが10センチ近くなるまでたっぷりと重ね入れます。

釜の中には熱された石油エーテルなどが入っており、そこに香りが移ります。この工程が終わると石油エーテルは赤黄土色の液体になります。

この液体から有機溶剤を蒸発させると、常温では固形ワックス状になるコンクリート(香りの成分60%、花ろう・その他40%)と呼ばれるものが得られます。

このコンクリートにエタノールを加えてよく溶かし、香りを移し、冷浸法と同じようにエタノールを蒸発させて芳香成分を得ます。

この方法でとられた花の芳香成分を冷浸法と同様にアブソリュート、樹脂の芳香成分の場合はレジノイドと呼び、水蒸気蒸留法でとられた精油と区別することもあります。

※注意:レジノイド、アブソリュートは溶剤が残留している可能性があるので、皮膚塗布はしないでください。


アロマサロンを探す

全国アロマサロン検索.jp

アロマサロン検索.jp

全国のアロマサロンを地域、目的別に簡単サーチ!

↑ PAGE TOP