香りが免疫力に与える影響-香りと心の作用の実験例
人間の脳と嗅覚では、感情と自律神経、ホルモン系、そして免疫系が相互に関連しあっているということを学びました。ここでは、香りが免疫系に与える影響を、唾液の中に含まれる免疫グロブリンの量を用いて検討した実験を紹介しましょう。
実験内容
健康な女性6名に、片方の手にダンベルを持ったまま40分間正座してもらいました。実験を開始してから20 分後、花の香りをブレンドしたものを部屋に噴霧しました。
実験開始前と開始後5分ごとに唾液を採取して、免疫グロブリンの量を測定しました。また、心地よさの変化を自分自身で判断してもらいました。
結果
香りがCRT業者に与える影響の実験と同様に、香りがある方がない時に比べて、快適度に対して優位だということが示されました。
また、同時に香りを提示している間、免疫グロブリンの量が増えていることがわかりました。