樹脂から採る精油
特徴
皮が傷ついたり裂けたりすると分泌される樹脂はまるで血のよう。木の幹に樹脂は多く存在する。
解説
樹脂から採る精油は、浸出性の疾患のケアが得意です。
樹脂を多くもつ植物の幹を傷つけると、樹脂がにじみ出て、やがて固まります。幹の内部が空気にさらされたり、害虫に侵入されたりしないようにするためでしょうか。
人間の体を傷つけると同じように血がにじみ、凝固し表面を覆います。このように樹脂と血液は似た部分があります。
この精油が皮膚の表面が壊れて浸出液が出ている時、たとえばジクジクの水虫や床ずれといったケースに役立つ意味が理解できます。
また、下を向いている枝から、樹脂が垂れそうになったところを見ることがあります。樹脂は幹に多く存在しますが、枝の先の先まで樹脂があるのだと考えると、まるで樹脂は血のように存在することが分かります。
東洋医学で婦人科系のことを「血の道」と言います。樹脂の精油は、婦人科系に関係があることも多いようです。