アロマセラピーの注意事項
アロマセラピーに使う精油は、凝縮された植物エキスです。正しく利用しないと、危険な場合や、体に良くない影響を与える場合がありますので注意が必要です。
精油の取り扱い上の注意
・精油は引火する可能性がありますので、使用時は周囲の火気に注意しましょう。また、保管の際も直射日光の当たるところ、火気の近くには保管しないようにしましょう。
・保存する容器は、茶色やブルーなどの色がついた遮光ビンで保存しましょう。
・小さなお子さんのいらっしゃるお家では、お子さんの手の届かないところに保管してください。
・空気に触れる事で劣化が早まるので、必要以上にキャップを開けたままにしないようにしましょう。また、キャップはしっかり閉め、 開封後一年以内に使い切りましょう。レモン、オレンジなど柑橘系の精油は半年以内が目安です。
使用上の注意
・精油を直接肌につけてはいけません。肌につける場合は、必ずキャリアオイルや精製水等で希釈したものをご使用ください。
・精油を飲用してはいけません。もし誤って飲んでしまった場合は、多量の水ですすぎ、飲み込んだ分は無理に吐かせずに、すぐに医師の診断を受けてください。
・目や唇、肛門などの粘膜部分、傷口付近には使用してはいけません。
・はじめて使用する精油は10倍に薄め、それを手首やひじの内側に少し塗り、あらかじめパッチテストを行います。体質に合わない精油もあるので注意が必要です。
・治療中の方、持病のある方、アレルギーなどの持病で薬を常用している方は、医師に相談してから行いましょう。
・妊娠中の方、授乳中の方には、通経作用のある精油など、使ってはいけないものがあります。十分に注意しましょう。
・乳幼児がいる場所での使用は十分に注意し、 芳香浴などで香りを楽しむ程度にしましょう 。
注意事項を守り安全にアロマセラピーを楽しみましょう
その他にも、それぞれの精油には、さまざまな禁忌事項があります。特性をよく理解した上で使用しましょう。
アロマセラピーの体系的な学習や資格取得は、お仕事として携わる方にだけ必要なものではありません。普段の生活の中で、芳香浴やセルフマッサージ、入浴などに利用する方も、正しい知識を習得して、安全にアロマセラピーを楽しんでください。
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精油の安全性について |