精油の安全性|アロマセラピーで使う精油について

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精油の安全性

精油は、私たちの体や心に大変有益な変化をもたらしてくれます。しかし、その変化を逆に解釈すれば、私たちの体や心を、いかようにも変えてしまう力が存在するということです。

何事も慣れてくると初心を忘れがちになります。

初めての精油を用いる時はアレルギーテストをしていますか?
精油を選ぶ時に、状態別の禁忌表を参照していますか?

自分で選んで自分が小さなトラブルを起こすならまだしも、高血圧や妊娠中の方に対して精油を選ぶ時は、特に慎重になりたいものです。

もし、体や心の状態に合わない精油を用いたらどうなるでしょう。
自然の摂理は巧妙にできていますので、中にはラベンダーのように「高血圧の方の血圧は低下させる傾向にあるが、低すぎる血圧はさらには低下させない」という魔法のような精油もあります。

しかし、こういった精油ばかりではないのも事実なのです。不要なトラブルを避けるために、精油を安全に用いるルールをしっかりと学びましょう。

植物中の香りの濃度について

精油の原料となる植物の部位には、どのくらい香りの成分が含まれているのでしょうか。植物によってそのオイル比も違います。

例えば、ラベンダーの植物中のオイル比は1.4~1.6%です。従って1.4~1.6gの精油を抽出するのに、100gのラベンダーの穂先が必要です。また、ローズのオイル比は、0.01~0.02%です。つまり1~2gの精油を抽出するのに10000g(10kg)のローズが必要になるのです。

こんなにも植物のエネルギーが凝縮されているので、臨床上、すでに安全であると実績のある精油以外は、原液のまま皮膚に塗ることは勧められません。また、皮膚に塗って安全であるとされる精油であっても、飲むことは勧められません。

各々の危険性について

毒性 粘膜刺激
皮膚刺激 皮膚感作
光感作(光毒性) 発ガン
特異体質感作 生殖

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