皮膚刺激
皮膚刺激を起こさせる主な成分に、アルデヒド類、フェノール類、モノテルペン炭化水素類、オキサイド類があります。このうちアルデヒド類、フェノール類は特に刺激が強いので気をつけなくてはなりません。
次の表はロバート・ティスランド氏らがボランティアの協力により、人の皮膚で試験を行った結果です。
【皮膚刺激の評価】
ロバート・ティスランド氏らの研究に次の評価があります。次のような感覚を基準に、刺激のレベルごとに精油を分類したものです。
刺激A:激烈な刺激
刺激B:強烈な刺激
刺激C:中程度の刺激
刺激D:ごく穏和な刺激
刺激E:非刺激
刺激A~Cの精油紹介
レベル | 精油名 |
刺激A | ホースラディッシュ、マスタード |
刺激B | ケード(蒸留したもの)、マッソイア 刺激Bと思われるもの:オニオン |
刺激C | アビエス、アルバ(球果)、イチジク・葉(溶剤抽出法)、ウィンターグリーン オレガノ、カッシャ、クローブ(葉・花柄・花芽)サッサフラス シナモン(皮・葉)、スプルースヘムロック、セージ・ダルメシアン セーボリー(サマー・ウィンター)、タイム、タジェット、タラゴン フルーブ、パセリ(種・葉)、バーチ・スィート、バーベナ ビターアーモンド(青酸除去)、ピメント(葉)、ヒヤシンス(溶剤抽出法) ファーニードール・シベリアン、フェンエル・スィート、ルー、ローレル |