アロマセラピストに必要な資格
日本ではアロマセラピストになるための国家資格や公的資格などはありません。
極端な話しをすると、全くの未経験であっても、アロマサロン等に入社し、研修生として働き出せば、誰でもアロマセラピスト(の卵)になれるわけです。
しかし、当然のことながら、アロマセラピーの正しい知識と技術を身に付けた後、豊富な実務経験を積み重ねなければ、本当の意味でのアロマセラピストにはなれません。
実務に就いてから民間の資格を取得することも可能ですが、(社内で資格取得をバックアップしてくれるサロンもあります。)できれば、なるべく早い段階で、自ら資格を取得しておくのが望ましいでしょう。
アロマセラピーの知識に関する資格
日本のアロマセラピー協会が認定する資格の中で、一般の方向けの資格をいくつかご紹介します。それぞれ上位資格もありますので、協会の活動目的や活動内容をよく確かめてから取得の検討をすると良いでしょう。
日本最大級のアロマテラピー協会である日本アロマコーディネーター協会(JAA)が認定するアロマテラピー資格です。
ヨーロッパでのメディカルアロマテラピーの情報発信の中心である研究機関NARDの日本窓口NARD JAPAN(ナード・アロマテラピー協会)が認定するアロマテラピー資格です。
日本アロマ環境協会(AEAJ)が認定するアロマテラピー資格。アロマテラピーの基本知識を正しく社会に伝えることができる能力を認定する資格です。
アロマトリートメントの資格(技術)
上記の3協会では、以下に挙げるアロマトリートメントの資格認定も行っており、知識資格と続けて取得することもできます。
日本アロマコーディネーター協会(JAA)
NARD JAPAN(ナード・アロマテラピー協会)
日本アロマ環境協会(AEAJ)
また、協会の認定資格ではなくとも、独自のトリートメント講座を開講し、ディプロマを発行しているアロマスクールもたくさんあります。
その他の資格(技能・技術)
アロマセラピストは、技術職であるとともに、接客業でもあるので、接客マナーやエチケット、カウンセリング等の知識や技能を身につけておくことも重要です。
また、将来、開業を考えるのであれば、たとえば、マーケティングや簿記といった実務にかかわる資格の取得や、サロンメニューの多様化のために、アーユルヴェーダ、エステティック、リフレクソロジーなどの学習をしておくこともプラスになるでしょう。