婦人科で活用されるアロマ
婦人科は、アロマの得意分野です。生理痛の緩和や月経前症候群(PMS)対策には、痛みを和らげるアロマを使います。
アロマの中には生理中のむくみを軽減する働きを持つものもあります。ストレスが原因で排卵がなかったり、逆に生理が止まらなかったり、不妊症などの女性ホルモンの乱れには、女性ホルモンの分泌を整えるアロマを使います。
このように、アロマトリートメントを積極的に取り入れ、薬だけに頼らない治療という考え方が、少しずつ広がってきています。
もともと女性は香りに敏感で、婦人科には女性の医師が多いこともあり、アロマと非常に相性のよい分野です。また産科では、陣痛促進にアロマを利用しているところがあります。陣痛が始まったら、アロマを
使って手や脚をトリートメントすると、自然に陣痛が誘発されます。
ただし、妊娠中に使うのは不向きな精油もあるので、慎重に扱う必要があります。
医療の現場に限ったことではありませんが、禁忌事項には特に慎重に対応しなければなりません。