本当の意味で「人のため」になることを考える
アロマを使った仕事というと、「癒やし」のイメージを持つ人が多いと思います。
「自分が疲れている時にアロマトリートメントを受けてとても癒やされた。自分もあんなふうに人を癒やせる仕事に就きたい」
「人に喜んでもらえた時が一番嬉しいから、人のためになることをしたい」
アロマの仕事を目指して勉強する人たちは、みなさん基本的に人と接することが好きです。
もちろん、アロマセラピストになろうと思う具体的なきっかけは人によってさまざまですが、人のためになることをしたいというホスピタリティー精神の強い人が多いと思います。
ここで一つ、考えてほしいことがあります。
「人のため」と考えているつもりでも、現実には自分のためになっていることはないでしょうか?
やってあげることが好き。しかし、「あげる」という意識にはどこか自己満足が見え隠れします。なぜなら、人はどうしても見返りを求めがちだからです。
やってあげたのに、感謝されない。やってあげたのに、喜ばれない。だからもういやだ、という自分本位の考え方でいると、感謝されることが前提となり、仕事としてお客さまにサービスを提供することが難しくなってしまいます。
もし、頑張ってもお客さまが喜んで下さらなかったら、お客さまのせいにするのではなく、自分に何が足りなかったのかを考えなければなりません。
それが本当の意味での「人のため」ではないでしょうか。